ナースなる

看護師になるには?中卒や高卒からの最短コースや、社会人が目指すルートなども解説。

准看護師から看護師に!働きながら進学するには?

   

准看護師がステップアップして看護師の資格を取るためには、さらに養成所(進学コース)で2年間(夜間は3年間)学び、国家試験に合格する必要があります。
看護師学校養成所2年課程通信制、専門学校、短期大学と選択肢がありますが、進学するには条件があるので注意して下さい。
准看護師から正看護師へのチャート

看護師学校養成所2年課程通信制

2004年度から始まった通信制は、10年(120ヶ月)以上の経験を持つ准看護師が対象です。
通信なので、もちろん臨地実習はありません(紙上事例演習、病院見学実習、面接授業があります)し、テレビやラジオで学習できる放送大学でも単位の一部が取れます。
働きながらレポートをこなすのは大変ですが、頑張りましょう。
前もって放送大学で指定科目を修得しておくと、少しゆとりが作れます。養成所によって、放送大学で単位の取れる授業が異なるので注意。

短期大学、専門学校2年(定時制3年)

高校を卒業している准看護師なら実務経験が無くても進学できます。中卒の場合は3年以上の経験が必要になります。
全日制(昼間)は2年間、定時制(夜間)は3年間です。
普通は夜に通う看護学校はありませんが、准看護師が看護師を目指す場合には夜間学校があるんですね。
そのため、昼間は働きながら国家試験合格を目指すことも可能です。

あなたの職場に支援制度はありますか?

仕事を続けながら学校へ通ったり、レポートを仕上げたりするのは大変です。職場である病院の理解も必要になりますし、学費も大きな課題です。
あなたが勤めている病院やクリニックでは、准看護師向けの支援制度はありますか?
仕事と学業を両立できるように協力してくれたり、入学金や授業料を奨学金で賄ってくれますか?
あなたの職場が、規模の小さな病院や診療所の場合、准看護師を採用するのは人件費を抑えるためです。その場合は、あなたにそのままでいて欲しいと思っているかもしれません。
逆に、7対1の看護体制を導入している病院では、正看護師を7割以上にキープしなくてはならないため、正看護師を増やしたいんです。
そのため、奨学金などで免許取得を支援してくれます。働きながら進学する場合も協力的です。
応援やサポートのない病院で正看護師を目指すのは何のメリットもありません。思い切って支援制度のある病院へ移ることも検討して下さい。
支援や応援を受けるのはプレッシャーでもありますが、絶対に合格するぞという気合いも入ります。

 - 資格取得への道