「母子家庭自立支援給付金を利用しました。」
今回は、40歳7年目の看護師さんへお話をうかがいます。
どうしてこの道を目指したのでしょうか?
離婚してシングルマザーになった為、安定した収入が欲しかったので、看護師の資格取得を目指しました。
ということは、学費を用意するのは大変だったのではないですか?
離婚後、友達に相談したところ、自治体で補助金をもらいながら看護学校に行き、看護師の資格を取得できることを教えてもらいました。
市役所で手続きし、市が斡旋してくれた病院で、午前中は、補助的な業務で働き、午後から、看護学校に行っていました。
母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業を利用しました。
子育てをしながらの勉強はいかがでしたか?
育児については、実家の親に任せることができたので大丈夫でした。ただ、年齢的に体力がなく、仕事をしながら勉強とレポート提出をするのが大変でした。
なるほど。
他に変わった経歴の知り合いはいますか?
男性の看護師の方で、元々は、建設現場で土木作業員として働いていた人がいます。
現在の状況と、これからの目標を教えてください。
今は、看護学校に行っている時に、午前中だけ働いていた病院で日勤のみの出勤をしています。
今後は、子育てがひと段落したら、夜勤もやってバリバリ働きたいです。
これからナースを目指す人へ何かメッセージをお願いします。
何歳からでも、自分の努力次第で、看護師になることはできるので、諦めずに頑張ってほしいです。
シングルマザーやシングルファザーの方は、条件を満たせば厚生労働省と自治体による自立支援給付金事業によって支援が受けられます。
看護師の他にも、介護福祉士や保育士、歯科衛生士、理学療法士等になるための学費を支援してもらえます。自治体によって実施の有無が違うので、確認してください。