ナースなる

看護師になるには?中卒や高卒からの最短コースや、社会人が目指すルートなども解説。

看護短大の特徴・選ぶ意味は?

   

看護短大短大というと、2年間のイメージがあるかもしれませんが、看護短大の場合は3年間です。
平成26年5月1日現在で、看護学科を持つ短期大学はわずかに22校となっています。定員は1980名と、看護大学と比べると10分の1程度です。

大学と専門学校の中間

特徴としては、ちょうど大学と専門学校の間だと思ってください。専門学校と同じく3年制ですが、看護以外の教養科目も学ぶことができます。
学歴としては、短大卒は「短期大学士」になります。専門学校を卒業した「専門士」と違い、国際的に通用する学位です。海外留学をする場合などにも役に立ちます。
また、大学と違って保健師や助産師の受験資格は得られません。
高知学園短期大学の看護学科では、選択によって養護教諭二種免許状が取得できます。保健師でなくても、「保健室の先生」を目指すことができるということです。

大学へ編入できる

短大に限らず、専門学校でも卒業後に大学の3年生として編入することができます。もちろん試験に合格しなくてはなりませんが、専門学校よりも短期大学からの方が入りやすいでしょう。
ただし、編入の枠はどんどん減っているのが現状です。難易度も高く、合格者が定員を下回るケースも。編入の試験科目としては、看護学、英語、小論文、面接などが多くなっています。
編入を考えている人は、早めに英語の勉強をして準備しておきましょう。

学費が高い?

学費が安い国立の医療技術短期大学は、すべて廃止されてしまいました。それもあって初年度にかかる学費は、130万円以上と高額なところがほとんど。学費で考えるなら専門学校を選んだ方がいいでしょう。
また、じっくり学びたいなら大学を選んだ方がいいなど、中途半端な学校だとも言えます。実際、短期大学から4年制大学へと移行している学校も増えています。
あえて進んで選択するメリットは少ないかも知れません。

面接では、なぜその学校を選んだのか、なぜ短大なのか、志望動機を聞かれます。
特に推薦入試では、「専門学校では無く、短大を選んだのはなぜですか?」という問いにしっかりと答えられなくてはなりません。

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