「病院と県の奨学金を学費に充てました」
まず、キャリアを教えてください。
18年目の39歳です。
看護師になろうと思ったきっかけは何ですか?
高校生の頃から将来は人の役に立つ仕事がしたいと思っていました。児童心理カウンセラーか看護師で迷ったのですが、当時部活ばかりしていて勉強をしていなかったため、専門学校でも資格の取れる看護師を選びました。
資格取得までの道のりを教えてください。
高校卒業後、地方にある公立病院の附属看護学校に入学して3年間勉強した後、国家試験を受けて看護師になりました。
そのルートを選んだ理由はありますか?
本当は看護短大に行きたかったんです。でも、落ちてしまったので、2次募集のあった専門学校に入学しました。
奨学金などは利用しましたか?
付属病院からの奨学金と県から出る奨学金を学費にあてました。どちらも卒業後規定の期間働けば免除になるタイプでした。
看護師になるまでで、大変だったことは?
何といっても看護学校3年生の時の病院実習です。一年間色々な病棟を回って患者さんを受け持ち、病気や検査について調べてレポートを書き、卒業研究もして毎日深夜まで机に向かっていた期間が一番大変でした。
めずらしい経歴のナースをご存じですか?
看護師の仕事に疲れて、辞めてしまった女友達がいるのですが、大型免許を取ってトラック運転手をしています。
現在の状況と、これからの目標を教えてください。
数年前に病気を発症したため現在は療養しています。仕事には出ていませんが、病状が落ち着いたらまた看護師として復帰したいです。
これから看護師を目指す方にメッセージをお願いします!
看護師は沢山の人に必要とされる素晴らしい仕事です。私たちが患者さんにして差し上げるのと同じくらい、私たちも患者さんから力をもらっています。人生の先輩からから学ぶことの多い楽しい仕事です。途中で諦めず必ず看護師になって下さい。
18年前というと、まだまだ看護大学の数も少なかった頃ですね。今は看護短大の数がかなり減少しています。
当時も今も、支払いが免除になる奨学金はナース希望者の強い味方です。